読みたかったコミックの日本語訳が図書館にありました!!
公民権運動に立ち会った米下院議員ジョン・ルイス氏の
回想録を漫画化した『MARCH』(岩波書店)です。
最近の萩生田発言「身の丈」。
本当に怒りに震えます。
「分をわきまえる/わきまえない」
「分相応/分不相応」。。。これらの言葉は
差別の発想そのものの響きがあります。
この『MARCH』全3巻、
差別の恐ろしさと愚かさと犯罪性、
立ちあがった人々の苦難の闘いが描かれています。
そもそもの始まりは奴隷貿易です。
数年前に『奴隷船の歴史』(みすず書房)という詳しい本が出ました。
かなりボリュームのある高価な本です。
(調べてみると北海道立図書館にあるみたいなので今度借りて読んでみます)
それとは別に最近『奴隷船の世界史』という新書が出版され、
是非読んでみたいと思い、さっそくポイントで購入しました。
惨い虐待と人権侵害の一方で、
「奴隷」という「商品」をなるべく死なせないようにもしていた。
奴隷船の「乗組員」のほうが「奴隷」よりも死亡率が高かった。
「乗組員」も使い捨てのコマ。
命や尊厳よりもカネ。
現代にも通じます。
侵略・奴隷貿易といった犯罪を忘れてはいけないと強く思いました。